【サービス終了】まもなくADSLが使えなくなる？乗り換えにおすすめのサービスは？

2022年9月15日2023年5月13日

●ADSLはサービスが終了するって聞いたけどいつまで使えるの？
●使えなくなる前にどうすべき？
●ADSLの回線スピードをもっと速くしたい
●おすすめの次のネット回線は？

このような悩みを抱えていませんか？

ADSLは廃止・終了時期も決まっているため、いずれは光回線などへの乗り換えも視野に入れる必要があります。今回の記事では、そういった情報についても解説していますので、現在ADSLを利用中の方はぜひ参考にしてください。

ADSLの終了時期は2024年の3月末

ADSLは最長で2024年3月末で終了・廃止となります。

インターネット回線を継続する場合は、別回線に乗り換えをしなければなりません。

そもそもADSLとは？

ADSLとは、デジタル加入者線の一種です。Asymmetric Digital Subscriber Lineの略で、日本語にすると非対称デジタル加入者線と訳されます。

ADSLは一般の加入者線（アナログ電話回線）を利用してブロードバンドインターネット接続サービスを提供する通信技術で、日本では2000年代前半に急速に普及しました。

ユーザー宅から収容局までの「上り速度」と、収容局からユーザー宅までの「下り速度」が異なることが、「Asymmetric（非対称）」の由来です。

上り、下りとは

上り（のぼり）

PCやスマホなどの端末から、インターネットにデータ送信（アップロード）を行う方向が「上り」です。したがって、インターネットでの「上り速度」とは「データを転送するスピード」になります。
上り速度が遅いと、メールの送信やブログ・SNSへの投稿、クラウドストレージへのファイル送信などに時間がかかります。

下り（くだり）

インターネットからPCやスマホなどの端末へ、データ受信（ダウンロード）を行う方向が「下り」です。したがって、インターネットでの「下り速度」とは、「ダウンロードできるスピード」になります。
下り速度が十分でないと、メールの受信やWebサイトの閲覧、クラウドストレージからのファイル受信などに時間がかかります。

ADSLの速度はどれくらいなのか

ADSLの速度は、下り最大50Mbps・上り最大5Mbpsです。ただし、ADSLは、契約プランとNTT基地局から自宅までの距離に応じて速度が変わるサービスとなっています。

NTT基地局から自宅までの距離が長ければ長いほど、電気信号が弱まり速度は遅くなります。つまり、利用環境によって速度が大きく変わるということです。

ADSL廃止・終了後の乗り換え先

次に、ADSLが廃止・終了した後に、インターネット回線を継続する場合の乗り換え先についてまとめていきます。

選択肢は、以下の4つです。

・光回線
・ケーブルテレビ
・モバイルルーター
・ホームルーター

一つずつ解説していきます。

光回線

光回線は光ファイバーケーブルを利用した、現在主流のインターネット回線です。

ADSLで使っていた電話回線とは物理的に異なるため、利用するためには光回線を自宅に引くための工事が必要となります。※マンションの場合は既に光の設備が導入されていれば、無派遣工事で済みます。

無線ルーターを別途取り付けるか、ルーター機能付きのONU（縦置きのランプがついた箱）を提供している回線であれば、自宅内に無線Wi-Fiを飛ばすことも可能。

家庭向けの光回線が提供されて以降、ADSLから光回線に乗り変える方が増えています。

もともとADSLとセットでアナログの固定電話を利用している場合、ネットを光にする際に固定電話も光電話にできます。したがって、固定電話も継続したい場合は光回線が最もおすすめな乗り換え先といえます。

光回線はこんな方におすすめ！

4Kなど高画質なテレビで映画を見たい方
本格的にゲームをプレイしている方
家族が同時にネットを使うと速度が遅くなる方
通信の安定性を重視したい方や、通信速度に強いこだわりがある方
固定電話を使っている、今後も継続したい方

ケーブルテレビ

テーブルテレビ各社が提供するインターネット回線です。

ケーブルテレビは、本来テレビ視聴を目的としたサービスです。インターネット回線と合わせて、多種多様なチャンネルが視聴できます。映画・ドラマ・アニメ・音楽番組・バラエティ・ドキュメンタリー・カルチャーなど様々なジャンルのテレビ番組を楽しむことができるのが他のネット回線との大きな違いであり、メリットといえます。

独自回線で電話やインターネット、テレビサービス提供するため、利用の際は工事が必要です。