マイナポイント 第2弾!かんたん申請で20,000円分もらおう

2023年5月13日

出典:総務省

2022年6月30日から、「マイナポイント第2弾」が始まりました。これは最大2万円分の「マイナポイント」がもらえるという、総務省が実施するポイント付与事業です。

しかし、「よくわからない」「面倒」といった理由で申込みしていない人が多いようです。

私もそう思っていたのですが、実際にやってみると10分ほどで完了しました!

そこで今回は、マイナポイント第2弾の概要や申請方法について詳しく解説します。

そもそもマイナポイント事業とは?

マイナポイント事業とは、2020年9月からスタートした総務省が主導するマイナンバーカード普及を目指すキャンペーンのことです。

これはマイナンバーカードを申請した人が、キャッシュレスサービスを利用することで、利用額の25%(最大5,000円分)を受け取れるというものでした。

第2弾ではそれに加え、マイナンバーカードに健康保険証の利用申し込みをすると7,500円分、公金受取口座の登録をすると7,500円分のポイントが付与され、1人最大20,000円分のポイントがもらえる、というものです。

第1弾ですでに5,000ポイントをもらった人でも、今から健康保険証の利用申し込みと公金受取口座の登録をすれば、15,000ポイントを追加でもらえるので、忘れずに申請しましょう。

マイナポイントの申請の準備

マイナポイント申請は、スマホからが簡単で時間もかからないのでおすすめです。マイナンバーカード読取対応のスマホ(iOS 13.1以上、Android 6.0以上)があれば操作できます。

スマホにはあらかじめ、「マイナポータル」アプリと「マイナポイント」アプリをインストールしておきましょう。

マイナポイントの申込みに必要なもの

・マイナンバーカード
・マイナンバーカードの数字4桁のパスワード
・登録するキャッシュレス決済サービスのIDとセキュリティコード
・登録する公金受取口座の口座情報

「マイナンバーカードの数字4桁のパスワード」は、マイナンバーカードを市区町村窓口で受け取った時に設定した「利用者証明用電子証明書のパスワード」のこと。この番号を3回連続で間違えるとロックされ、市区町村窓口での手続きが必要になるので注意しましょう。

登録するキャッシュレス決済サービスは電子マネー、プリペイドカード、QRコード、クレジットカード、デビットカードの5種類から、90以上のサービスから選べます。

種別ごとに見た代表的なキャッシュレス決済には、下記のようなサービスが挙げられます。

種別   サービス例
電子マネー    Suica・ICOCA・nanaco・WAON・majica
プリペイドカードRARAプリカ(出光クレジット)・ほぺたんカード(コープみらい)・Aoca(クスリのアオキ)
QRコード決済PayPay・au Pay・d払い・楽天ペイ・ゆうちょペイ
クレジットカードOrico・dカード・楽天カード・イオンカード・JCBクレジットカード・三井住友カード
デビットカード   イオン銀行CASH+DEBITカード・JCBデビットカード・SMBCデビット

マイナポイント第2弾、どうしたらもらえる?申請方法

出典:総務省

マイナポイント第2弾では、下記の3つの手続きを行うことで最大20,000円分のポイントを受け取ることができます。

  1. マイナンバーカードの新規取得で最大5,000円分
  2. 健康保険証としての利用申し込みで7,500円分
  3. 公金受取口座の登録で7,500円分

やり方は簡単で、「マイナポータル」アプリで利用者登録をし、「マイナポイント」アプリを起動し『申込む』を押して、表示される説明通りに進めば、簡単に申込みできます。

では順番に詳細を見ていきましょう。

マイナンバーカードの新規取得で最大5,000円分

マイナンバーカードを新たに取得し、該当のキャッシュレス決済サービスでチャージもしくは支払いを行えば、25%の還元を受けられる。ポイント還元の上限は5,000円分で設定。20,000円分のキャッシュレス決済を利用することで、上限金額である5,000円分のポイント還元を受けられる仕組みです。

一括で20,000円分のチャージ・支払いを行っても良いですが、還元ポイントは合計5,000円分で設定されています。つまり、分割でも合計5,000円分のポイントが還元対象となるため、一括でチャージ・支払いするのは抵抗があるという人は、毎月5,000円ずつチャージしていくのも良いでしょう。

なお、マイナポイント第1弾にて、最大5,000円分までポイント還元を受けている人は対象外となります。

一方、マイナンバーカードを所有していたが、第1弾で申請しなかった人は今回の第2弾でポイント還元を受けられるので、申し込んでおきましょう。

健康保険証としての利用申し込みで7,500円分

マイナンバーカードを健康保険証として利用する申し込みを行えば、7,500円分のマイナポイントが付与されます。以前にマイナンバーカードの健康保険証利用申し込みを行っていても、7,500円分のポイントは受け取り可能です。

健康保険証にマイナンバーカードを使うメリットは複数存在します。

例えば、就職・転職・引っ越し時は保険証の切り替えを行います。その際に発行を待たなければならないので、保険証が手元にない間に医療費が発生した場合には一時的に費用を全額負担する必要があります。

マイナンバーカードなら切り替えが不要なので、環境に変化があった際も変わらず健康保険証として利用できます。

その他、マイナポータルから医療費控除の申告を簡単に行える点や、特定健診等情報・薬剤情報・医療費を確認できる点なども、大きなメリットです。

ただし、マイナンバーカードを健康保険証として利用すると、一時的に窓口負担が増える、一部の医療機関でしか使えないといったデメリットもあります。

なお、健康保険証としての利用申し込みを行っても、これまでの健康保険証は通常通り使用できます。

公金受取口座の登録で7,500円分

自身が所有する預金口座を公金受取口座に登録することで、7,500円分のマイナポイントが付与されます。公金受取口座とは、給付金などの支給を受ける際に利用できる口座。1人につき1口座、マイナポータルから登録可能となっています。

これまでは給付金を受け取る際、預金口座番号の入力や、通帳・キャッシュカードなどの写しの提出を申請のたびに行う必要がありましたが、公金受取口座を登録しておけば、書類の提出は不要になります。

面倒な手続きが減るだけでなく、よりスムーズに給付金を受け取ることも可能となります。

付与されたマイナポイントの使い道

受け取ったマイナポイントは、申請時に選択したキャッシュレス決済で利用可能です。例えば、QRコード決済を選んだ場合は、サービスにもよりますが下記のような使い道があります。サービスによってはポイントの有効期限があるので注意しましょう。

  • コンビニ・スーパー・飲食店など実店舗で利用
  • ネットショッピングで利用
  • ホテルの宿泊費で利用
  • 美容院で利用
  • 他社ポイントと交換
  • ポイント運用に利用
  • 携帯料金の支払いに利用

なお、申請時に選べるキャッシュレス決済サービスは1つのみ。どのようなポイントの使い方があるか、あらかじめチェックした上で、キャッシュレス決済サービスを選択することをおすすめします。

施策1で最大5,000円分のポイントをもらうためには、20,000円分のチャージや買い物が必要なこと、20,000円分のポイントを付与された後に買い物することを考えると、普段使うことの多いキャッシュレス決済、普段使うお店で対応している決済を選ぶのが良いでしょう。 

申請期限は?いつまでに申請すれば間に合う?早い者勝ち?

マイナンバーカードは2022年12月2月末まで
マイナポイント申請は2023年2月末まで

マイナンバーカード申請は、本来は2022年9月末まででしたが、マイナンバーカードの普及が思うように伸びていないことから、2022年2月末まで延長されています。したがって、今からでもまだまだ間に合います。

そしてマイナポイントの申請は2023年2月末までとなっています。
また、施策1(最大5,000円分のポイント付与)のチャージ又はお買い物期間も2023年2月末までとなります。

マイナンバーカードの取得には、キャンペーンの関係もあり行政窓口が大変混み合っているそうです。通常約1か月かかるとのことですが、さらに時間を要する可能性が大きいです。しかもマイナポイントの申込みは、マイナンバーカード取得後にしか行えません。

しかも総務省のマイナポイント事務局のサイトを見てみると、

マイナポイント付与対象のみなさまにポイントを取得いただける十分な予算を準備していますが、お手続きはお早めに行っていただくことをお勧めします。

引用元 : 総務省 マイナポイント事務局

という気になる記載が!

『まだ期限まで余裕あるし、ギリギリにやればいいや〜』と思っている方は、早めに手続きした方がよさそうです。

申請方法は簡単?めんどくさい?途中で諦めがちなポイント

マイナンバーカード取得

現時点でまだマイナンバーカードを持っていない方は、まずマイナンバーカードを申請する必要があります。

「マイナンバー」は、日本で住民票を持つ人全員に割り当てられている“12桁の個人番号”のこと。それを証明するICチップ付きカードが「マイナンバーカード」です。

マイナンバーカードがあれば、さまざまな行政手続きが簡略化されますが、もっとも身近なことで言えば、コンビニのマルチコピー機で住民票や印鑑証明を簡単に取得できるほか、顔写真入りなので運転免許証のことように本人確認書類として利用できます。

とはいえ、運転免許証を持っている人にとっては身分証明書としての必要性は低く、マイナンバーカードには“わざわざ手間をかけて取得する”メリットが感じられないことでしょう。

そこで政府は、健康保険証を2024年秋にも廃止して、マイナ保険証に切り替える方針を打ち出しています。賛否はありますが、いずれ全国民がマイナンバーカードを持つことになるでしょう。

マイナポイント第1弾がスタートした直後には、役所に人が押しかけてマイナンバーカードの取得には2カ月ほどかかってしまう状況がありました。

これがニュースで騒ぎになった経緯もあり、「マイナンバーカード=面倒」というイメージが定着してしまったようです。

しかし、その後未取得者の家にはQRコード付きの「マイナンバーカード交付申請書」が郵送され、おサイフケータイ(NFC)対応のスマホから簡単に申し込めるようになりました。

顔写真もスマホで撮ったものを使えるので、今では自宅にいながらすぐに申請できます。

マイナンバーカードの申し込み方法については別の記事で解説します。

スマホでマイナンバーカードを読み取りがうまくいかない

マイナポイントの申込みでは、アプリのログイン時や本人確認のために、何度かスマホでマイナンバーカードの読み取りを求められます。その際、うまくマイナンバーカードを読み取れず、つまずいてしまう人が多いのです。しかし今では機種ごとのカード読取位置をのガイドが表示されて非常にわかりやすくなっています。

ケースをつけていると読み取りができないことがあるので、外して作業するのがおすすめです。

エラーで申請できない場合

マイナンバーカードの有効期限は10年ですが、電子証明書の有効期限は5年です。気づいたら電子証明書の有効期限が切れていて、スマホでマイナポイントの申請をしようとしたらエラーが表示されてしまいできなかった、という方も多くおられます。

そんな私も電子証明書の有効期限切れでした。この場合は、お住まいの区役所・市役所の窓口で電子証明書の更新が必要となります。手続き自体は5分ほどで終わりましたが、マイナポイントのこともありただでさえ混雑している窓口・・・待ち時間は覚悟した方が良いです。

マイナンバーカードを発行したのが結構前だな、という方はご注意を!

サポート窓口

なお、マイナポイントの申込みは市区町村窓口や携帯ショップなど、全国約7万か所で行うことができます。うまく操作できない時は、マイナポイント手続スポットでサポートしてもらえる場合もあります。

さらに2022年7月27日~2023年3月下旬まで、全国のNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの店舗・UQスポットやワイモバイルショップ (約8000店舗)でマイナンバーカードの申請・マイナポイントの申請をサポートしています。

総務省では、今回の事業の目的について、「これまでマイナンバーカードを申請する機会がなかった人に対して効果的に申請を促し、市区町村窓口の職員の負担軽減も図る」としています。

「QRコード付き交付申請書」を持参した人に対して、写真撮影などの申請サポートをしてもらえます。また申請書を持たずに来店した人に対しても、店舗でサポート可能です。申請後のマイナンバーカードは、後日、市区町村の窓口などで受け取る流れ。 

サポートの利用にあたって費用はかからず、携帯電話の回線契約がなくてもサポートを受けられます。

土日祝日含め、店舗の営業時間内はいつでもサポート可能ですが、待ち時間の発生を避けるため、来店予約が推奨されています。

もし自分でやってみてよくわからない、という方は、窓口でサポートしてもらうのが良いでしょう。

子供の分ももらえるって本当?

なお、15歳未満の子どもについては親が申込み、親名義のキャッシュレス決済サービスにポイントを付与することができます。子供の分もポイント還元が受けれるなんて、すごくお得ですよね!

ただその際、親がマイナポイントの申込みをした際のキャッシュレス決済サービスと同じサービスは選べないので注意しましょう。

まとめ

  • 「マイナポイント第2弾」は最大2万円分の「マイナポイント」がもらえる総務省が実施するポイント付与事業
  • マイナンバーカードの新規取得で最大5,000円分+健康保険証としての利用申し込みで7,500円分+公金受取口座の登録で7,500円分もらえる
  • マイナンバーカードは2022年12月末まで、マイナポイントは2023年2月末までに申請が必要
  • 受け取ったマイナポイントは、申請時に選択したキャッシュレス決済で1ポイント1円で利用可能
  • 各キャリアショップでもサポート可能

いかがでしょうか。まだ申し込みできていないという方は、このままもし政府の予算が超えて期限よりも早く終了してしまった場合、もらえるはずの20,000ポイントがもらえず損をしてしまいます!

マイナンバーカードさえ届いてしまえば5分〜10分でスマホから申請が終わります。必ず、見逃しのないように申し込んでおきましょう。